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アウトカムの大切さ~あるお母さんとのセッションから~ by 十河COACH

新しい年が始まりました。
今年はこんな一年にしようとの目標を立てられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

NLPでは、目標や「こんな状態を手に入れたい」との“望ましい状態”のことを“アウトカム”といいます。
今回は、アウトカムを意識したことで、悩んでいた状態から変化を起こされたお母さん(Nさん)とのセッションをご紹介したいと思います。※Nさんの承諾を頂いています。

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Nさんの悩みは高校生の息子Y君のこと。中学から不登校になり、今では引きこもりがちな生活をしているとの事でした。
Y君の将来が心配で、Nさん自身の気持ちも暗くなってしまうとのお悩みでした。

お話を伺ううちに、Y君が幼い頃から心配事が多く、Y君が何か困った行動を起こすたびに「私の育て方が悪かったんじゃないか」と自分を責めてしまっていたNさんのパターンが聴こえてきました。

 

そして、Y君の将来について不安ばかり湧いてきて、
「息子をなんとかしてあげなければ。でも、私の言う事を聞かないし、どうしたらいいかわからない」と悩んでおられました。

Nさん自身は本当はもっと自由に色々楽しみたいのに、自分が自由にし過ぎると家庭のことをおろそかにしてしまい、息子がもっと悪い状態になってしまうんじゃないかとの恐れがあることもわかりました。

 

セッションを進めるうちに、「母親の私が自由にし過ぎてはダメだ」との“枠”をNさんご自身が作っていること、実際にNさんが楽しんでいるとY君も喜んでくれていること、Y君なりに自分のやりたいことを見つけて行動していることに気づかれました。

 

Nさんの望ましい状態(アウトカム)をお聴きすると、
「自由で開放的な私になって、もっと人生を楽しみたい。自分の世界を広げている。○○(具体的な内容)をしている。そんな私を見て夫や子ども達も喜んでくれている」と意識が変わりました。

 

顔色は赤みが差し、目線は上向き(未来の絵を見ている状態)、キラキラと目が輝いていました。
セッションを始めた時のご様子とはまったく違います。
その望ましい未来の状態の体験の中に入って頂き、具体的に見えるもの、聴こえるもの、感じることを言葉にしてもらいました。

そして、その望ましい状態のNさんがY君にどのように接しているのかも体験してもらいました。

 

セッション後は「家族のことが自分の(自由に行動する)縛りになっていると思っていたけど、その縛りは自分自身で作っていると気づきました。いつも息子に対して心配の声かけをしていたけど、変わるような気がします」とのことでした。

 

その後、Nさんから「今とても穏やかに過ごせています。息子の良い面に自然と気づくようになり、一人の人間として尊重して息子の話を聴いたり、会話ができるようになりました。私自身の気持ちも明るくなりました。」との嬉しい報告を頂きました。

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Nさんとのセッションを振り返ってみると、色々なことが浮かびます。

 

子どもの困った行動を「私の子育てが悪いせいだ」と自分を責めてしまうパターン、その事が自分らしく自由に行動することの制限となっていること、母親の愛情から子どもの将来への不安を創り出してしまっていることなどです。

 

そして、私が一番感じたのは、アウトカムを持つことの大切さです。

 

Nさんは「もっと自由で開放的な私になる」とアウトカムを持ったことで意識が肯定的な未来へと向き、「縛りは自分で作っていた」と問題の中にいた自分を客観的に見られるようになりました。
状況が変わっていなくても物事の見方や捉え方が変わることで、問題を問題と感じなくなったり、新たな気づきを生み出します。

 

一年の始まりのこの時期に
自分のアウトカムは何だろう?本当はどんな状態になりたいんだろう?手に入れたい結果は?」とぜひご自分に問いかけてみてください。

 

アウトカムを立てる際のポイントは、
具体的であること、肯定的に表現すること(○○しないようになりたい等の否定的な表現ではなく)、自分自身で達成可能なこと(例えば、子どもをこんな風に変えたいではなく、自分がどうなりたいか)です。

 

アウトカムを設定できると、それを達成するためにあなたの潜在意識が手助けしてくれます。
ぜひやってみてくださいね!