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行動の響き合い、心の響き合い by灰山coach

Aさんは,定期的に相談に来られるお母さんです。

学校を休み始めて半年が過ぎようとしている中学生のお子さんがいます。家で,ゲームに明け暮れる毎日です。お父さんが単身赴任なので,フルタイムで働いているお母さんと2人の生活です。なかなか学校に気が向かない様子にお母さんは悶々としていました。

 

面接を通して,子どもの問題と自分の問題を区別することに気付かれたり,子どもの欠点のように見えていたことが実は長所であることを発見されたりしていくうちに,少しずつご自分の心の余裕や,視点の広がりを感じられるようになって来られた頃のことです。

 

お母さんの叔母さんから用事で電話がかかってきました。事のついでに話題が子どものことになり,お母さんの育て方がよくないとの叱責を受けたのだそうです。そうでなくてもまだ時々自分を責めていたお母さんです。一日中自責の念で過ごしていた日々が一瞬にしてまざまざと甦ったことでしょう。電話後,やりきれない思いが抑えきれず,そのまま泣き崩れてしまったそうです。

暫くして放心状態でいた時,一本の電話がかかってきました。お父さんからの「大丈夫?」コールでした。隣の部屋にいた子どもさんが「お母さんを助けて!」とお父さんにヘルプの電話をしたのだそうです。お母さんは,思いもよらなかった子どもの行動にびっくりしました。そして「すごい嬉しかったです!」と涙ぐんで話してくださいました。

 

「何とかしなければ・・・」と焦りはするけれど「悶々としているだけの自分」から,「子どもの話を聴き,一緒に話をしよう」という行動へと自分が変化した出来事だったそうです。そして今,仕事から帰るとすぐに話しかけてくる子どもさんと毎日話すそうです。

 

思っているだけでは何も変わらない,自分にできそうなところから実際に動いてみる。子どもさんの行動に触発され変化を起こしたお母さんの行動は,またきっと子どもさんと響き合うことでしょう。これからもずっと見守り続けていきたいです。